2007/03/27

選択

気が付くともう年度末。前回からの投稿からもう一ヶ月も経ってるではないか!

社会人1年目ももう終わってしまうなぁと、少しは思ってみたりはする。2006年度の4月からの一年は長い気がしたけど、ここ半年はすごい短く感じた。
2年目からはもっともっと時間が早く過ぎていくと聞く。時間の波に飲 まれないようにしないと。
ていうか時間の波って、ほんま誰かうまく表現したもんやわ。誰しもこの言葉からイメージできるもんね。抽象的事象を言葉で具体化させる 事って難しいけど、人に何かを伝えるためのスキルとして重要だと思う。

いきなり話は変わるが、今日の朝、「選択」というものについて考える機会があった。

朝、 いつものように寮のポストから新聞を抜き出して出社した。今日の日経は第1部の内側に第2部が折り込まれていた。僕はそれを新聞の厚さと、ポストの前 に置かれたゴミ箱に中身をみられる事なく捨てられた第2部の存在を確認して理解した。その際、自分も寮の多くの人と同じように第2部は捨てて、第1部だけ 通勤に持っていこうかなと思った。カバンがかさ張るのも嫌だし、不動産の広告とか今の自分に特に必要のない情報だと持っていっても意味がないため。
でも何故か、捨てるという選択をしなかった。

そしていつものように西部池袋線から丸の内線に乗り換えた後、新聞を読み始める。
さっき捨てるという選択をしなかった第2面は何が書かれているのだろうかと思い、まず目を通すことにした。自分の選択はいかほどのものっだたのかを確かめ たかったのかも知れ ない。
すると関西の経済が特集されており、そこには空港政策の識者として、大学・大学院の研究室の恩師が載っておられた。
本当に尊敬する人なので、朝から 色んな意味でとても嬉しい気分になった。
同時にすごい基本的だけど、こうして社会人になっても周りの人のおかげで自分が成り立っている事を感じた。

本当に些細なことに対しても、生きていく上であらゆる選択肢があって、その度に自分は何かしらの決定をする。
選択と同じようにチャンスもあり、知らず知らずのうちに何かを取捨選択していて、もしかしたらチャンスを逃したなんて事も多分にあるかも知れない。

前進するためには選択する必要があり、選択してしまったらその道を進むしかない。
しかし、ゴールには数多くの行き方があると思う。
旅の話になるが、事実リマをスタートしサ ンパ ウロがゴールの旅をした際の行き 方なんて無数にあったし、結果的に当初全く予定しなかったプロセスを辿った。
でもゴールにはたどり着いた。

旅のゴールと上記のゴールを同一視する事には無理があるかもしれないが、まぁ人それぞれの解釈だろうし、同じと思えば、きっと同じになっているんでしょうな。
でも物理的距離を示すゴール(旅のゴールなど)以外のゴールって何なんやろうね、人生のゴールとか、仕事のゴールとかで使われる事があるけど、実はその本質って物理的なゴールと近い(もしくは同じ)のかもしれないね。
少なくとも自分は自分の旅してきた経験 を思い返してそう 感じる。だとすると、ゴールが見えないとどこに進んでいいのかわからなくて選択もできず途方にくれてしまうので要注意、か。

これまでと同様、今後もあらゆる事を選択していかねばならず、ゴールを見据えながら自信を持って選択し、自分の道を切り拓いていきたいと思う。

なんかまじめな気分で社会人2年目を迎えていこうと思います。はい!