2004/08/24

写真『香港ビルヂング』


Hong Kong Building Posted by Hello

やっとこさ写真の載せ方が分かったので,手始めに適当な写真を載せました.これは昨年の10月にインドの帰りに立ち寄った香港のビル郡です.この内の一つのシティバンクのビルに堂々とした印象を受けたので,その際下から撮影したときの写真です.今後はリンク等で僕の写真を一杯発信していけたらと思ってますね.

2004/08/20

夏の平日

昨日,久々に研究室に泊まった.大阪湾に向かって神戸の夜景が一望できるあの環境は特殊である.
なんかやっぱりあの研究室は独特の匂いがある.あまり良い匂いではないのでなんとかしたい.

最近「人口減少経済の新しい公式」という本を読んだ.
一般的に今後日本において,少子高齢化が進むといわれているが,僕自身それによって日本経済がどのようになっていくのかが具体的に分かっていなかった.しかし,この本ではこういう漠然とした僕のイメージを,人口減少によって引き起こされる弊害または利点を国(大都市圏,地方)・企業・個人レベルにたって論じている.本書では,データの使い方等研究アプローチとしても参考になるところがあった.どの分野でも日本経済を含む将来予測をする研究なら,この本の内容は一読して損はないだろうと思った.

2004/08/16

平和とは

さっきドキュメント番組で,昨年起きた,大学生による広島の平和記念館の千羽鶴焼却事件の経過と影響が放送されていた.多くの人がショックを受けた事件だったけど,その後犯行者の大学の学生が中心となって,千羽鶴を全国から受け付けたり,自ら作ったりと,本来ならこんな作業はなくてもよいはずだったんだけど,彼らは平和ついて深く考える機会になったのだと思う. 僕自身も,あの事件で,千羽鶴の意味や,平和とは?って事を考える機会になった(もちろん犯人に対してはありえない気持ちだったが).
放送では,多くの人が僕と同じように,僕よりも強くあの事件を通じて様々なことを考えていた事が分かった.印象的だったのは,コンビニで働くおばさんが,お客さんに呼びかけたりして鶴を折って,その心はやはり平和だから働く事ができる,なんとか自分も平和に対する感謝を示したいという気持ちがあっての事だった.また,この機会を通じて子供に鶴の折り方を教えたり,平和について教える親がいた.

普段平和といわれる国に住んでいる人間にとって,平和を感じる事は難しい.阪神大震災や9.11のときもそうだったが,僕らは何かしら天災や大事件が起こった「機会」によって平和を感じているように思う.また,地球上にある平和ではない現実をメディアなどを通じてみて,相対的な平和を感じているだけかもしれない.平和の捉え方には個人差があるし,僕自身は過去・国家との比較などによる相対的な平和を感じている.平和だからこそ,平和について考え,それを自分の行動にフィードバックさせる必要があるんじゃないかなと思った.

2004/08/13

世界報道写真展2004

 今日,ハービス大阪で開催中の世界報道写真展2004に行って来た.
昨年は行きそびれたので,2年ぶりの報道写真展だった.
今回はイラク戦争を中心とした世界の内戦・紛争など,普段日本のメディアから知る事もない事実を切り取った写真も多く展示されていた.
 エンターテイメント部門やスポーツ部門などでは,色使いや構図においてすごいセンスを感じる作品があったが,一番衝撃的で現実を見せ付けられ,自分の感情を揺さぶり,鬱になるほど考えさせられる作品は普段の僕の生活からは接する事のない人の表情だった.
 イラク戦争でのバグダット空爆による,父(夫)を失った家族の表情は,その瞬間の悲しみよりも,将来に対する絶望感,戦争を疑問に思うような余裕も与えず,ただ一方的に事実を突きつけられ,その形のない,敵かどうかも分からない物体に自分たちの人生が奪われていく.そんなありえないような事が実際にはある.
 リベリア内戦において,やるかやられるかの極限状態で,ある兵士が反政府軍に対しての攻撃が成功して,喜んで飛び跳ねている瞬間と説明されていた写真があった.確かに自分が撃ったロケット弾が敵に命中して飛び跳ねていたが,男の表情は(自分がやったことを次には誰かにやられる)という恐怖心が前面に出ていて,その感情の高鳴りが伝わってきた写真だった.
 
 この前の流れ星の話じゃないけど,この地球からはどこからでも星を見ることができる,イラクでもリベリアでも流れ星は見れる.僕らが見ている星から地球をみたらどうだろう?きっととてもとても短い距離で全く違う世界が広がっているなんて思いもしないだろう.やっぱりこの地球で生きている,生きていくからには地球のことを知るべきだと思う.同じ人間のことを知るべきだと思うし,この地球を良い方向に向かわすべき使命は全人類の遺伝子に組み込まれてるんじゃないんかな.少なくとも今日の展覧会の出展者(カメラマン)にはその遺伝子が含まれているわけやし.
今日は,地球規模の視点から自分を見つめなおして,方向性を考えていく良い機会になった.と同時に少し鬱気味になってしまった.

2004/08/09

伊勢志摩満喫!

なんかタイトル見ると,中国語っぽいな.
しかし,サッカーアジアカップの決勝戦の中国の様子見ると大変やな.色々まだまだ問題があるなー

それはさておき,昨日今日と研究室旅行で伊勢志摩に行って来た.鳥羽市の南東部の千鳥が浜で泳ぎ,その近くの潮美館で泊まった.学生の身分で,この旅館の料理・サービス共になんとも贅沢だと思った.伊勢海老等の豪華な料理は本当に満足してしまった.
夜には花火を海岸でやったのだが,その時の空に広がる星は本当に素晴らしすぎた.あれほどの星を見たのは,過去にほとんどないと思う.流れ星も偶然見ることができた.その夜,旅館の屋上で寝そべっていた時も含めると合計3つの流れ星を見た.その夜は,ほんと幻想的で,でっかい気分になれる時を過ごした.流れ星について無性に知りたくなったので調べてみようと思う.



2004/08/07

淡路島の海

昨日,写真部の皆と淡路島の海に行ってきた.ちょっと前,徳島の海に行った際,日焼け止めの使用を怠ったので急激に大焼けしてしまって,痛いわ,その後かゆいわ,脱皮するわで悲惨な目に遭ってしまった.今回は日焼けの免疫ができてるかなと思いつつ,またまた日焼け止めを怠った結果,日差しが弱かった分助かったが,ヒリヒリ感が生じて,もうちょっとで同じ過ちを繰り返すところだった.明日から1泊2日のゼミ旅行で伊勢湾の海に繰り出すが,同じ失敗はしないでおこうと思っています.

昨日最初行く予定だった阿万海岸は,前日に事故があったらしく閉鎖されていた.パトカーが止まっていたけど,一体どんな事故があったのかは不明である.警察の捜査上閉鎖せざるを得なかったのでしょうね.その後,慶野松原という海水浴場に行った.まぁ,決して水はきれいとは言えなかったが,全く不満もなく楽しんだ楽しんだ.帰りに南淡町のゆーぷるという温泉に寄ったのだが,ここはかなりお勧めで,細かいところまで顧客の視点に立った設備・サービスが提供されていて大満足だった.「この温泉の為に今日の海水浴があるみたいなもんだ.」と誰かが言ってたが,僕もその言葉には共感してしまった.

2004/08/04

中国の地域経済力格差について

 今日,特別講義で名古屋大の林先生が来られて,sustainableな交通,都市についての発表をしていただいた.都市計画の分野でバンコクの交通計画に主要なポストで携われていたり,グローバルな舞台で活躍している先生であり,たくさんの今後の自分にとって有意義な知識を提供していただいた.
 そこで,僕自身今日の朝読んだNIKKEI WEEKLYで掲載されていた中国企業のASEANに対する投資が増加している事実から派生した質問を,林先生に授業の終わりに投げかけた.

 僕が疑問に思っていた事は,中国の沿岸部と内陸部の経済格差であり,それが今後どういう方向に進むのかというものだった.一般に多くの方がこの事に対して関心はあると思われるが,明確な解を持っている人はそう多くはないはず. 僕自身としては,内陸部の所得水準の低い人々が,沿岸地域,または高成長の都市に労働者として流入してきて,低賃金労働力を必要とする企業に雇われ,次第に所得の底上げがなされ,都市の郊外化,発展が進み,都市が内陸部のほうまで及ぶ.その結果,内陸部もある程度都市が形成され,沿岸部との経済格差が解消されてくるのではないかという見解だ.あまりに飛躍的で論理と呼ぶにふさわしくない見解だ.
 
 しかし,今日僕が見た記事は僕の見解と全く違う方向性を持っていたのである.中国の企業はASEANに対する投資を拡大しているというのだ.理由としてベトナムにおいては低賃金労働者の獲得,タイにおいては中国語教育のための投資,ミャンマーにはインド洋に進出するための企業進出が挙げられていた.特に,ベトナムの低賃金労働者の確保に関して、まるで中国が先進国であるかのような印象を疑問を持った.ベトナムの経済成長は7%であり,アジアの中で中国の次だ.しかし,何故中国は内陸部の労働者を利用しないのか?中国は中国全体の成長はどうでもいいのか?
 その辺りの林先生との議論をまとめると,やはり距離的に考えてグローバリゼーションの企業戦略から,内陸部のアクセスビリティの低さを考えるよりも,それほど遠くないASEAN地域の工場立地を求める.また,様々なコストを考えて,ただ低賃金の労働者よりも,学習能力のある,または経験値のある人材を利用するほうが結果的にコスト減と考える事ができる.必ずしも内陸部の中国労働者が学習能力がないと否定できないが・・・。

 先日チャイナインパクトで読んだが,中国国内は文化的・その他いくつかの要因で5つのメガリージョンに分かれているという.儒教の精神から来る、血縁的つながりを大切にするし、同じ中国だからといって連帯感が強い事は必ずしもない。この事から,中国の企業としては 「同じ中国の発展のためだから」という横並びの思考ではなく、完全に利潤最大を基に動いているんだなと思う.資本主義体制化における企業である限り当然の行動だと思うが・・・。中国の経済体制って・・・。僕が中学辺りで学んだ中国の経済体制はもう昔のことなのですね、先生。

 内陸部と沿岸部の経済格差の問題を中国の企業の行動で考えるのは難しいことが分かった.企業はやはりどの国においても企業なのだ.中国国家の政策として企業に内陸部の低賃金労働力を有効に活用するインセンティブを与えてやる必要がある.まずはインフラ整備に関して、企業のコストとしてのアクセスがウェイトを占めるのなら必須であろう.あと,関税率の低下も必要である.企業のASEAN立地の要因として上に書き忘れたが,中国よりもASEAN諸国は低関税率なのである.

以上,だらだらと長かったが,自分的に少し整理できたから良しとしよう.今日は多めに寝よっと.

2004/08/03

企業の物流について

 昨日,研究会があり松下の物流部門の方が来られて松下のSCMについて講演していただいた.
専門的,かつ具体的に松下のSCMを語っていただいたが,それはやはり松下の持つ製品,工場立地,市場に併せた物流システムであり,経験的な部分が相当加味された物流システムだと感じた.
複雑でかなり改良されていたからだ.
 この前,WBSでトヨタについて特集されていたが,そこでもトヨタはカンバン方式を大々的に一般に対して公表している.トヨタの張社長は実際にそのシステムを使っているトヨタ社員そのものに価値があるので,その方式が一般に漏れても大丈夫なのだという.システムのノウハウを理解した社員に自信を持っているのだろう.確かに映像でも流れていたが,システムを理解し使いこなせるようになるだけども相当時間を要するようだった.そのシステムが浸透した社員が育成されてきた事で,彼らを管理する役職も必要なくなったのだという.トヨタのカンバン方式に関してもトヨタの製品,工場立地,市場にマッチングされたシステムを構築しているので,いくら他社がトヨタと同じシステムを導入してもうまくいくとは限らないのだろう.その都度問題点を解決して,長い失敗→反省→改良の作業を繰り返し,完成したのだろう.
 という事で,僕が企業の物流に対して持った感想は,物流システム自体にその都度の柔軟性が必要であり,日々改良されているという事.ある成功した企業の物流システムを絶対視してはいけないという事.なぜなら,物流システムはその企業のもつ製品,工場立地,市場を加味した上で構築されているから.



2004/08/02

初日記?

いやいや,やっとBLOGというものに取り掛かれたよ.
意外とというか,かなり簡素化されていて楽勝やったが,
オリジナリティの高いものにしたいんやけど,
BLOGGERでもその辺は満たされるのだろうか.
やはりレンタルサーバーなどを借りてMOVABLE TYPEとかを
実行するほうがいいんかな.その辺はとりあえず,
BLOGGERを利用して考えをめぐらせたいと思う.