2008/05/21

ポートレート by 坂田栄一郎

今丸の内界隈で坂田栄一郎さんのポートレート写真展が開催されています。(参考URL)
坂田さんはAERAの表紙を撮影している写真家なので、誰もが一度は見た事がある感じの写真です。

毎週金曜の昼は丸ビルに食べに行く事が多いので、その際、丸ビル1階の展示場でインパクトのある大判モノクロのポートレート写真に衝撃を受けたのがこの展覧会を知るきっかけ。
以下に展覧会情報を掲載しているが、丸ビル、新丸、オアゾ、行幸地下ギャラリー等に計900作品もの、著名人の顔を撮った大判の写真が展示されている。

行幸地下ギャラリーと呼ばれる、東京駅から丸ビルや皇居側(千代田線の二重橋前)に地下でつながる通路の壁面ガラス内に200作品程展示されている事を知り、今日の出勤時と、退社時もそこを経由した。さらに昼休みもこの場所を訪れて、作品というか時系列に展示された著名人一人一人の顔の表情を楽しんでいた。普段から人気の少ない地下通路なので、ゆっくりとした時間を過ごせてよい。

”顔はその人自身を語る。”
どこかでだれかが言ってそうなフレーズが、今日写真を見ている際、自分の脳裏に浮かんだ。ガラス越しに作品を観ていたので、光が反射して自分の顔も半透明に重なって見えた。

個人的に、写真の被写体としての人(の顔)は何事・何物にも勝るインパクトとメッセージを見るものに与えると考えている。
坂田さん自身の解釈を経て、被写体としての人はメッセージを放っている。

今日みた中(行幸地下ギャラリー)では、田中麗奈、川上未映子、Ann Sallyの写真が印象に残っている。いずれもグレー調で白っぽい感じで仕上がっており、透明感のある存在として切り取られていた。

一度”人”をご覧になってみてはどうでしょう。

【展 覧 会 名】 AERA創刊20周年記念
坂田栄一郎 「LOVE CALL ―時代の肖像―」
【会   場】
<東京丸の内エリア>
丸ビル (マルキューブ、3階回廊)
新丸ビル  (3階アトリウム)
行幸地下ギャラリー
丸の内オアゾ (○○広場〔おおひろば〕)

【会   期】 2008年5月9日(金)~6月8日(日)
11:00~21:00
会期中無休
【入 場 料】
無料