2005/04/20

アカデミックな・・・

今日は久々の授業に出た、今期初めての授業だった。自分と異なる研究科、経営学研究科の授業、経営管理特論だったのだが、学部の時からお気に入りの素晴らしい教授である金井壽宏先生の授業だ。
本当にこの先生は内外からの評判がいい、僕自身も以前授業履修した時から崇拝している有名な経営学者なのだが、授業に足を運ぶといい感じのアカデミズムをぷんぷん放ってくれる。こういう授業は自分のモチベーション維持、もしくは向上のために必要な授業だ。
今日は「科学的管理手法」の提唱者、Frederick Winslow Taylorについての授業だった。彼の古典訳書「科学的管理法」について内容を議論する時間を持った。彼は今現在の日本の生産組織形態はもちろんの事、レーニンにも影響を与えている、つまりは社会主義にも影響を与えている人とあって素人の僕には驚きだった。ただ生産工程や社会主義とはかけ離れたように思うが、共通する事として、どちらも組織の平準化を目指している事だ。基準の設け方は生産工程の場合はトップに基準を設けたが、社会主義の場合どのレベルに基準を設けているのかは分からない(もうちょっと勉強セナ)。日本が誇るメーカーの生産システムや、組織形態に影響を与えているとあって、テーラーの古典「The Principles of Scientific Management」を読む事は、金井先生曰く(テーラーの解説書を読むのではなく原著を読む事に非常に意味がある)らしい。あくまでも経営学者を目指している人向けに言っていたのだろうけど。たかだか、100ページ弱らしいです。とあって、早速先程アマゾンで注文しました。安いです。500円くらい。安い自己投資自己投資、へへ。
 確かに古典を読む事、原点を知る事は自分自身も数年前から気を使うようになっていた。音楽や写真にしろ自分の好きなアーティストが影響を受けたアーティストをしろうとしている。本でもそうやな。すげー経営者が影響を受けた書物!なんかをミーハー心で読んでいたように思う。なんか、そういうのって考えてみると自分の現時点で好きなアーティスト(経営者)の価値観に近づきたいって思ってるのかもしれない。
そういうのを時間かけて突き詰めれるのは、学生の特権かも知れない。ってか。
 

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