2004/12/07

リベラルな人

昨日、大学で開かれていたコンサルタントセミナーに参加してきた。
岩瀬秀明さんという方の講演を聞く目的で参加した。
彼は神戸大工学部卒でいくつかのキャリアを経て、マッキンゼー入社、8年ほど勤めた後、現在はQOL(Quality of Life)という戦略系コンサルの代表取締役社長である。
彼の講演の中でいくつか印象に残ったもの3点挙げると

1.リスクフリー時の貴重さ
日々新しいものを捜し求めて生活している岩瀬さん。このスタンスは学生の頃から変わっていないらしく、その時々に好きなものをやっていたのでものすごく吸収が早かったという。彼の現在の価値観で20代前半、またキャリアが浅い人に対してのアドバイスとして、その状態、つまりリスクフリーな状態を目一杯有効に使って欲しいとの事だった。様々なキャリアパスを持つ人が純粋にそう語ってくれた言葉は、今の僕にとって非常に刺激的だった。

2.呪縛の徹底理解
コンサルタントとして新しいアイデアを出すために、まず呪縛を解く事と話されていた。問題の前提条件、制約条件を徹底的に理解した上で、それを取り払い、問題の本質に望む姿勢を持っているという。問題の本質に行く前に、問題の前提条件を徹底的に理解し、取り除けということか。

3.リスクの責任を自分で取れる人
これは岩瀬さんが尊敬する人物像。彼自身リスクに対して前向きな姿勢を持っているのが話し言葉でも感じれたし、現在の彼自身が理想としている生き方なのかなと思った。


1.2.3と挙げたが、講演中話されている節々から、本当にこの人は好きなことをやっているなーと感じた。好きなことと言えば少し軽いかもしれないが、興味があり、自分がその時々に夢中になれる事を探し、没頭する。自分がやりたい事なら、少々のしがらみも吹き飛ばし、実行に映す。自由、特に心の自由を優先にして生きている人なんだと思った。講演後お話しさせてもらっている時でも、時間価値の高い経営コンサルのイメージとは反して、ゆっくりとした雰囲気を持っており、話すテンポは忌野清志郎のようだった。ちょっと、理想だなと思ったりした。




下のは今の僕のPC壁紙。
ポスカからスキャンしたもの。
アンディ・ウォーホルの作品で、夏、文化村であったグッゲンハイム美術館展で展示されていた作品。
彼の作品であまり心動かされたことはないのだけど、この作品は素直にカッコイィと思った。シュッとした感じが。



Andy Warhol / Mercedes-Benz W196 R Grand Prix Car

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