2014/01/23

SF-LAの人的輸送について



サンフランシスコから約12時間かけて鉄道(アムトラック)を利用してロサンゼルスに向かっている。
もう既に半分程の道のりは経過しており、残る約半分、太平洋を望む窓際から書いているものの、海はあまりよく見えずcoastlineとは名ばかりのものなのかなと思ってしまう。と思っていると、ちょうど17時過ぎにサンタバーバラの手前、海岸沿いを通過して見事なまでの夕暮れに遭遇する事ができた。まさに太陽が海に沈んでいくその瞬間であった。

SFからLAまでは大凡600km程度の道のり(470mile)、因にシアトルからLAまでは1300mile、時速換算だと50km/時なのでゆるゆる運転だ。
このSF-LA区間に近い将来、高速鉄道(新幹線!?)を導入する計画がある。確かにカリフォルニア州の主要都市でシリコンバレー・Bay Areaの世界経済に大きな影響を与えるstart upの企業群を考えると、西海岸随一の経済都市LAとの結節は合理的な投資かと思う。

現在は、上記区間の移動の大半はローコストキャリア等の航空機の輸送、主にSouth westJet Blue等のキャリアが運航している。SFOSan Joseの空港からLong beachLAXに飛んでいる。片道約1.5時間の飛行だが、空港までの移動を含め、主たる目的地までの移動を考えると片道約3時間は要すると思われる。

新しく導入される大量高速輸送網は片道約2.5時間でSF-LAを結ぶ計画なので、時間短縮のメリットも享受できるし、定時運行をほぼ約束される。東京-大阪間の新幹線移動と距離的・時間的にも同じイメージ。誰が投資主体なのかは現時点で調べられていないが、サービスを開始すると間違いなくLCCの競合となるだろう。

参照URL:California High Speed Rail Authority

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