2013/09/16

映画『エビータ』

強く、美しく、逞しい女性。
エビータ。 

第二次世界大戦前後、アルゼンチンのペロン大統領のファーストレディーとして、壮絶な33年間の生を全うした女性の物語。

エビータ役はマドンナ。 

貧しい家庭から成り上がり、女優、ラジオキャスター、そして大統領婦人へ。
ファーストレディーのポジションだけに留まらず、美貌とメディアでの認知度を携えて自らも政治に多大な影響を与える。
 特に農民等貧困層から圧倒的な支持を受け、夫であるペロン大統領を支え続ける。 


よく「男の成功の半分はその伴侶に依る」、と言われるがこのペロン大統領の場合はエビータが大半を占めていたのかと思う。

彼が選挙活動でくじけそうになった時、何度か「パラグアイにでも亡命しようか」と切り出す。 エビータはその度、「自らはどんな境遇でもこれまで敗けた事は一度もなかった。弱音を吐かないで。」と檄を飛ばす。
檄を飛ばすだけでなく、自らが表舞台に立って民衆の大統領への指示を獲得しようと行動する。


 彼女の行動で、大統領はエビータへの信頼を愛情と共に厚くする。


行動でしか信頼を獲得することは出来ない。

時として、信頼は愛情以上に大切なこと。


 とても良い映画だった。

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