2013/09/17

映画『ブロンクス物語』

2回目の映画。ロバート・デニーロ監督。
前回観たのは、2010/2/22。この映画から得た言葉がメモに記録されていた。

「一番の悲しみは、才能を無駄に失うこと」

「帆に吹く風となる最高の女性は生涯に3人居る」


ニューヨークのイタリア人移民街・ブロンクスを舞台に、少年がバス運転手の父親(ロバート・デニーロ)に育てられると共に、ある出来事がきっかけでマフィアのボスにも可愛がられ、生きていく上で必要な多くを学び成長していく。
少年はスリリングなマフィアのボスに惹かれていくが、両親は当然ながら良く思わない。


実の父親からは、正しく生きる事を学ぶ。
「一番の悲しみは、才能を無駄に失うこと。だから真っ当に生きろ。」

一方、マフィアのボスからは、生き抜くための教訓、嗅覚を学ぶ。(彼は決して自分の道に少年を踏み入れさせようとはしない。少年には別の人生を歩む事を勧める。)

「帆に吹く風となる最高の女性は生涯に3人居る。ではそれらの女性を見抜くには?」というような事。(あえて詳細を書かないが、要すれば気が利く人間か否かと言う事。同じような観点で池波正太郎の著書「男の作法」でも記載があった。)

「感情のままに動くのではなく、起こした行動をもう一度考えろ。」
少年が不良グループの抗争に巻き込まれそうになった時、上の教訓が彼の頭を支配する。だけどもう後に引けない。
そんな中マフィアのボスが彼を救い出す。そして不良グループは死ぬ。

人が言っている事の説得性を持つのは、事実としてそれが生じた時。
多くは教訓に気づかされた時、「時すでに遅しの状態」になっている事が多い。


多くの教訓、自分に必要な教訓はどのように人生に応用が出来るのか。
誰から何を得て、どう判断するか。それは自分次第。


さらに今回はラストシーンで新しい言葉を得た。

『自分でした選択が人生を決める。』

多くを学んだ少年がそれを悟る。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いい感想文だね!
また、この映画観たくなったよ。
マイルスのBGMがまたいいんだよね。